カナダらしさを探して(食事編)

さて、前回、というかこれまでの投稿の違和感。
それは登場人物として一向にカナダ人が出てこないところです。
カナダに来て一ヶ月。ホストファミリーやルームメイトはいるし、積極的に人と関わり、友達や知り合いも増えてきている。がしかし、カナダ人が一人もいない。カナダに10年以上住んでいる中国人やインド人はたくさんいるので、そういう意味では、その人たちもカナダ人ではあるんだけれど、カナダで生まれてとか、少なくとも親がカナダ出身でとか言う人が周りにいないんです。

調べたところカナダは人口の20%程が移民で、構成されているとのこと。と言うことは80%はカナダ人なのか？ならなぜこんなにリアルカナダ人がいないのか？というか、植民地化されてた国って本物の国民でいるんだっけ？1867年の独立前は、イギリス、フランス、スペインの植民地だったらしいので、この3カ国民+先住民族が本物のカナダ人ってことになるのか？200年の歴史もない国の個性ってなんだろう？そもそも、紀元前660年から植民地化されずに2600年以上営業してる老舗Japanの基準で個性を求めるのはフェアじゃないだろうか？

と、カナダってなんだ迷路に迷っていると、大学の授業で、アメリカ人作家も作品を通してアメリカらしさを探していたって先生が言ってたのをふと思い出しました。今回自分は食を通してカナダらしさを見つけたい。カナダ料理ってなんだ。

プーチン

カナダ名物で一番有名っぽいのはこのプーチンとかいうどこかの過激な首相を彷彿させる料理。まず、言わせてほしい。それはイギリスとかアメリカのやつではないだろうか。内容はシンプルで、フライドポテトにグレービーソースとチーズをトッピングした食べ物。味はもうそれは美味しいですよ。ソースのかかったポテトは美味しいですよ。美味しければなんでもいいんですけど、やっぱり個性としてはなんか弱いような気がしないでもない。調べたら起源は諸説あるっぽいけど、どこかのバーの常連がポテトをグレービーソースにつけて食べてたのを店主がレギュラーメニュー化したとかなんとか。

あとは、以前投稿したTim Hortonsとか、しいて言えばメープルシロップを使った料理とかがアイコニックな料理のようです。